プロローグ2

​〜個性を持って行く&実践編〜

ふと、思い出す『あの頃』から始まります。

今日、私が思い出す「あの頃」は23〜29才まで世田谷下北沢で過ごした頃のことです。

住まいは、別の場所でしたが、勤めているエステサロンが下北沢にあり、そこで出会った人がたくさんいたからです。

 

7年間の内、最初の半年は大手エステティックサロン勤めだったのだけど、エレガントをテーマにエステティックを行うサロンだったので、カジュアルな場所(下北沢)との肌の違いを感じながら過ごしました。

大手サロンはとても忙しく、エステティック業務もハードなので頭もフル回転。

 

アロマとは違い、お客様の体質や肌質とエステ理論とを重ね、エステ内容を考えコースを作って行きます。

店舗責任者をしていたので、新人さんへの指導も含め、本当〜に忙しい毎日でした。

 

転職後は、少し休息する為にお勤め場所を個人サロンにしました。

大手サロンのハード勤務から脱出し、ゆるくエステで働くことを楽しんでいる内、お客さんも地元の人たちで、どんどんカジュアルな自分になって会社(の中での考え方)から抜け出し、エステと自分との距離もフリースタイルになって行きました。

 

下北沢と言えば、東京の中でも、人が素で生きているような場所で、どことなく「自分がある人」が心地よく感じる場所。

逆に言えば、個性がないと居心地が良くない場所だったな〜と思い出します。

 

勤務先があっただけではなく仕事終わりにご飯を食べるのも、洋服や雑貨を買うのもそこ。

住んでいる場所は違うにも関わらず、エステ仲間と過ごした場所として時間の密度の濃い思い出のある場所です。

 

その頃、個人サロンを通して、たくさんのエステティシャン仲間に出会いました。

みんな、エステが真から好きな人ばかりで、やりがいを感じているから、毎日のようにエステ話で盛り上がりました。

その頃は、みんながまだ20代でこれからがあり、自分の考え方を持ちそれをシェアしながら、それぞれが自分の考え方をまとめたり、自分を発見する時間を過ごしました。

楽しかったな〜と今でも、思い出します。

 

人生には、自分がどんなことに意識を向けているのか、どんなことを大事にしたいのかを自分で知ることも必要で、

同じ想いの仲間と、真剣に話す時間が私を創り、ただ、仕事をするだけに留まらない価値観を持ち、その後の方向性を、その時間の中で手にした様に思います。

 

 

ハードな時間の中では、正しい考え方と現実との戦いのような場面もあるので、主張性が生じているのですが、それをもっと現実化していくには、ゆとり時間の中でまとめていくことも大切になります。

 

同じ職業なのに、みんなそれぞれの形があり、それぞれが 同じことをやっていないところがとても面白くて、

同じ場所にいたとは思えない不思議です。みんな、一人ひとりが違う個性を持っているんだな〜と思います。

 

自分にとって合う場所、居心地の良い場所、上手くいく場所ってあるんですよね。

個性がある人、「好きなこと」をやっている人、持っている人が居心地良さを感じる、東京・下北沢で、20代の頃の私はこれからの自分を作るための時間を過ごしました。

 

 

 

2002年、カラーセラピーに出会ったことがきっかけで「地元にいた時の自分」を思い出してみるのも良さそう、そう思い、

また、時間の経過とともに、自分のサロン(ルーム)を、そろそろやっていくのも良いかなと思い始めた時期を迎えていたので、

それを新しい場所で新しく作っていくのも良いかもしれないとも思い、2004年に思い切って、地元・徳島県に引っ越しをしました。地元に戻る、のではなく、新しい場所に引越しをしたと言う感覚で移動してみたのです。

 

 

 

地元・徳島での生活は、不思議に満ちていました。

高校卒業まで徳島で過ごしましたが、やっぱりまだまだ10代の学生だったり、また当時、趣味を持っていたので、遊びに出かける場所が県外だったので、思えば地元にそれほど馴染んでいなかったのかもしれません。

 

車での生活は東京にはないので、空間の距離感が違っていたり、みんなが、お買い物に行く場所は、共通していることが多いので、「自分の場所」と言う空気がないのも不思議でした。

 

東京では、沿線ごとに特徴があって、駅ごとに街並みがあり、その地区の人と暮らしがあるので、県内全域の中で共通した話題が成り立つ徳島では、これまでの「個性」が分散されるような感覚を覚えました。

 

その中で、2005年サロンをオープンしたのですが、雑誌でも紹介を受け、たくさんのお客様が来店されました。

紹介をしていただけたのは、「新しい業種」だったからです。

徳島の人に新しいものを紹介し、体験してもらいたいと言う趣旨だったと思います。

 

基本、セラピー(癒し)なので少し派手になる展開は避けたいと思っていたのですが、

どうしても、という気持ちを受け掲載していただいたり、地元のTV番組で紹介もしていただいたりしました。

心のセラピーというより、新しいエステティックサロンのような感じでお客様もご来店くださっていたように思います。

心を元気にする、心ベースのエステは新しさとして感じていただけました。

体へのケアが必要になる前の、心が大切だと言うこと。不調が出たらケアするのではなく、不調にならないための心の持ち方で毎日を過ごすことへの大切さをトリートメントを通して体験の機会になればいいなと言う思いを込めて。

雑誌の担当の方とお話しすると、予想よりも反響が多かったようで、そう言う機会が必要だった方が多かったのだと思います。

例えば、肩が凝っていて辛いと言うお客様がいたら、私は肩を念入りにマッサージはしません。ホリスティック的な捉え方が馴染んでいると、その場しのぎのトリートメントは避けていきます。その方は万年肩こりだったそうですが、私のサロンで肩凝りを卒業されました。

また、うつ病のお客様には、アロマトリートメントで安心する時間をたくさん取るといいですよ、と言う方向でのアドバイスはしませんでした。アロマに頼るのではなく取り入れる方向でトリートメントを受けてみてとアドバイスしました。基本、次のご予約をお取りするのを控えたケアを行いました。その後、その方は「自力で」抜け出し、鬱になる前よりも健康で元気になったと報告を受けました。

 

当時から、アロマやアーユルヴェーダで、美容ではなく、身体治療のようなものではなく心のセラピーを行っていました。

病院からリラクゼーションを取り入れるようにと紹介され、ご来店くださった方がいました。

普段、自分が鬱になったことに対して真剣に向き合っていると不安感も大きいです。また、考えがぐるぐるしてしまうのだと思いますが、そんな普段から離れて安心とリラックスの時間を1度数時間過ごしただけで、その後改善されたとのことです。

 

何かの不具合や不調なんて、1回のリラクゼーションで改善してしまうことがほとんど、1度で難しい方は2、3回。そして同じ繰り返しがないことに驚かれた方もいて、やりがいのある経験をさせていただきました。

私は、元々美容業なので身体的な治癒にはあまり興味を持ってなく、アロマ以外の専門知識を勉強したことはありませんが、私自身が普段、そう言う方向での考え方を元々持っているので、普通にアドバイスとしてお話をしていただけでしたが、それがとても不調に有効であることを証明する経験をさせていただいたように思います。

本当は、リラックスする時間によって自分を感じ、自分の方向性や今自分がやっていることを思い直せる機会になったり、お仕事や様々なことを頑張る力が湧いてくるので、そう言う時間を提供していくつもりだったのですが、2005年〜数年間は、アロマという新しいジャンルが世の中で広がっていく中、新しいことを体験したいと言う気持ちと、”マッサージ”というもののイメージで、身体的ケアが必要な方がたくさん来店されました。

身体的ケアの実体験談が、それを目的にしていない私のサロンであるのは、新しい価値観へ変わる時期の、あの時ならではの「時代」かなとも少し思っています。

部分的な身体的ケアを行うより、全体をトリートメント(バランスさせる)リラクゼーションの方をおすすめしているのは、繰り返す不調から離れ、次からはライフスタイルにアロマやリラクゼーションを取り入れる方向へステップアップ出来るからです。

そんな中で、

 

サロンを通して、自分で自分の好きなものを決められない、そんな方に出会いました。

アロマを選ぶとき、好きな香りが何なのか分からないという方に何人か出会いました。

 

「良い香りと感じるものを選んでください。」とお伝えしているのだけど、分からないと言う方もいました。

アロマの効果・効能が分からないから、どれが良いか分からないという理由かもしれないと思い、アロマの効能関係なく香りで選んでくださいとお伝えしています。

私が大切にしていることは、理論ではなく感性や直感を大切にすることです。

実際、アロマの効果・効能を知っても、今の自分に合うかどうかを決めることもとても難しいものです。

表面的なケアであれば簡単ですが、無意識の中の必要性と合わせるには、香りの力を使いたいですよね。

また、効果・効能から、わざわざ自分に当てはめる必要はありません。

感性を引き出す香りを選び、体験した時感じられることを大切にすれば良いだけです。

選べないのは、自分に自信がないからですが、自信を持っていこう!と言っても、なかなか言葉一つでは難しいもので、

「これがいい」と言えない自分を体験したことを大切に、それは普通ではないのだと言うことを感覚に溶け込ませ、本来の自分を取り戻すことが出来れば良いですね。

 

同じことですが、2008年頃、エネルギーヒーリングワークショップも行っていたのだけど、「私には無理かも・・」と言う方がいました。その方は、エネルギーヒーリングで奇跡を起こす事は出来ませんでした。

エネルギーヒーリングは、目には見えない心のエネルギーが、ヒーリングを行い実現する癒し(奇跡)なので、その方は、自信がない原因を癒すことが、まず必要でした。

自分の力を引き出すことは大切なことだ、と言いますが、『自分の力を信じることも大切』だと思います。

「これが良い、これが好き」と思えたり言えることってとても大切です。

もう一つ、

 

新しいものを追いかけること、みんなが知っていることを知っていないと不安と言う方にも出会いました。

人と同じである必要はなく、どちらかと言えば、「不安」という気持ちがついていることが気になり、不安になる行動なのだから、単純にそこから離れれば良いんじゃないかと思いました。

私の感覚では、逆に流行を追いかけるのは自分らしさがないことなので、私が住んでいた東京の生活の場では、自分がないってどう言うこと? と不思議に思われてしまうかもしれません。

 

東京と徳島は逆の性質があるのかな?とも思いましたが、情報量もPCや携帯電話がある中では何も変わらないし、お店の数が違うし・・と言う人もいましたが、東京に住んでいても、自分に合うところしか行かないので、徳島に住んでいても東京に住んでいてもあまり変わらない気がしています。​(ただ、何かを目指して地元を離れている人が多い地域なので、その空気との違いはあるかもしれないけれど・・)

最後に、アロマのこと。

アロマのエッセンスで不調を癒したいならば、サロンに来てお金をかけるより、自宅でケアをすれば安く済みます。

サロンでは、「自分では作れない有意義な時間」を過ごすことが出来ます。

リラクゼーションは心の免疫力を高めることにつながりますが、心の免疫力が正常であれば、日常が豊かになります。

 

不調を意識すれば、不調にエネルギーを与えるので、身体的ケアを意識した日々を送ります。

少しもったいない気がします。

心の中に不調(マイナス)がない中でトリートメントやケアをすれば、ライフスタイルとしての人生になります。

(私が行う)ホリスティックリラクゼーションアロマのご紹介。

 

「私が行う」をつけたのは、オイルトリートメントには、目には見えないエネルギーの行き交いによってもたらされる効果があり、セラピストがどんな目的とモチベーションでトリートメントを行っているかがとても大事です。

アロマであればどれも同じ、はありません。

こちらでは、身体的ケアではないホリスティックリラクゼーションとして、自然の風景に溶け込むアロマを行っていますが、

『自然の風景に溶け込む』と言う表現は、私のオリジナルです。アロマトリートメントで体験するリラクゼーションはまるで、自然の中で過ごしているよう。と言うイメージを私は持っています。自然エネルギーとチューニングを合わせ、安心の中で自分の力を引き出して行きます。

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