プロローグ3

​〜アロマトリートメントの真髄に出会う〜

アロマトリートメントを学んだのは1997年。23歳の頃でした。

全国に何店舗もあるエステティックサロンに勤めていて、新しいメニューとして導入されて来ました。

アロマテラピー協会が発足しているのは、前年の1996年なので、新しいことを取り入れるという趣旨があったのでしょう。

アーユルヴェーダのアビヤンガ(マッサージ)も新メニューに加わったのもアロマテラピーと同時でした。

当時は、まだアロマという言葉自体知らない人がほとんどで、私もその時初めて触れ、とても良い香りにワクワクしました。

サロン内では、エステティックの基本メニュー以外の新しいメニューは、特殊技術として技術責任者が適任者を指名するか、自分でやってみたい意志があるかどうかの判断で、自分の意志で習得することになっていました。その中で、私は技術職が好きだったので、サロン内にあるメニュー全て習得し、アロマテラピーも率先して習得しました。

習得する過程で、アロマテラピーのトリートメントが、エステティックマッサージとは別物であることを実感し、超スローの手技と空気にチューニングを合わせられたので(それとなく)「私には合っているな〜」と感じ、楽しくアロマトリートメントの技術を習得しました。

エステティックでは、ハンド技術によって美容や痩身効果を出していくのですが、それが形としてお肌に作用したり、身体的なサイズに現れたりたりするものです。でも、アロマトリートメントの効果は、形のない心の中だったり、目には見えない免疫力(自然治癒力)だったりします。​一見、分かりにくいですよね。

超スロートリートメントと力を加えすぎない繊細なタッチで、心に癒しを与え、身体に自然治癒力というパワーをもたらすのですが、治癒力が高まるともちろん心は元気になるので、「自分」が力強くなり、自信にも繋がります。

その際、お客様自身が自分で選んだエッセンシャルオイルの持つ効果や作用は、心がリラックスした時、情報を受け取りやすくなり、それが心の活力になったり、「自分を知るという強さ」を手にするきっかけとなります。

その後、新店の責任者をやっていましたが、そこのエステティックサロンでの学びと、自分がやるべきことをやり終えたと直感したので、下スタッフに伝達を終えた頃、退職しました。

少しゆっくりしよう〜と思い、数ヶ月のんびりし、その後 個人サロンでエステ技術の中で一番やっていて楽しいと感じるフェイシャル専門サロンに勤め、全く新しい環境で楽しく働いていました。

そのサロンで、いずれ自分でもサロンをやれたらいいな〜と思うことになった場所なのですが、サロンを行う上で何が大切なことなのかを、約3年で学び終え、そろそろ・・とタイミングを感じ準備に入りました。そこで、サロンメニューを考えるのですが、痩身も美顔も必要な人はたくさんいるだろうと思ったのですが、自分に必要性が生じているメニューがいいと思いました。

(脱毛は機械操作なので最初から省いてました。)

 

自分の必要性というのは、例えば痩身であれば、ダイエット経験が必要ですが、私はこれまで太ったことが一度もなくダイエットをしたことが無かったので、技術的に得意分野だったのですが選びませんでした。

お客様とは共感し会えるくらい対等で話したいというのが私の希望だったからです。

自分にとっての必要性。それが真実としてお客様に伝わっていくものだと思っています。

その頃、不思議なもので、同じサロンに入って来たスタッフの中に、アロマテラピーをやっている人やアーユルヴェーダを学んでいる人がいて、再びアロマやアーユルヴェーダのことを思い出すきっかけとなり、エステサロンにはないアロマやアーユルヴェーダの世界に触れながら過ごしました。

ところで、エステティックは美容目的なので、セラピーやリラクゼーションと違って、お客様は毎週通って来られますが、私も毎週同じお客さまに会います。その中で、ハンドマッサージの時間が好きで通っているようなものだと言う方に出会いました。本来、マッサージはリラックスしながら新陳代謝を上げたりリフトアップを図り、パックや美容液の浸透性を向上させるために行うものです。

今では、「リラクゼーション」と言うカテゴリが存在するので、不思議には思いませんが、美容の目的の為のオイルマッサージであり、そのためのリラックス。と言う考え方が普通だったので、新しい感覚に出会いました。

その中でも、私のハンドマッサージを気に入ってくれる方がいて、「このマッサージのために通っているようなものよ」と言う方もいました。また、エステ時間が終わったら、「気持ちよかった〜」と無意識に深呼吸しながらひとりごとが出る方もいて、なんか、それがとてもいいな〜と思えました。

私事ですが、オイルマッサージを行っていると、マニュアルにはない感覚があり、それが自然とお客様へ伝わっていたのかな〜と思い、個人サロンでもオイルマッサージを通して、ご指名をくれる方がいたのですが、やりがいを感じられました。

余談、ちょっとした気づきですが、お肌のために神経質になっている方のお肌はとてもデリケート。良い美容液を使うことでキレイになるのではなく、楽しんで使うことに意味(効果)があるように感じました。

楽しんでエステを受けたり、アイテムを使っている方のお肌はとても張りがあり、丈夫なお肌でした。

何事も楽しんで行うことが大切だと思います。

楽しもうとするのではなく、自分が楽しめることをすることが大切。

そんな時、大手エステサロンでアロマトリートメントが導入されたばかりの頃、痩身で通っていた方が、アロマを体験すると、そのリラックス感に感動され、「実は仕事が忙しくて頑張るダイエットより、リラックスの方がいい」と申し出された方がいることを思い出しました。

その方は、それまで痩せるためにスタッフと一緒に頑張っていたのですが、アロマのリラクゼーションによって、仕事がスムーズにいくようになり、今の仕事は、元々どうしてもやりたいと思ってた仕事で、頑張って勉強して入った会社だったそうで、ダイエットより仕事を大事にする方を選びたいとのことでした。アロマリラックス体験で、自分にとって何が一番大切なのかを再確認に繋がったのです。

その方は、太りすぎていて痩せないと健康を害する体型では無かったので、痩せるために頑張ることにストレスを感じていたようです。

「痩せたい」と言う気持ちは、一般的に女性であれば当たり前の価値観で、プロポーションを整えたいのも女性であるからと言う当たり前的なことから、当たり前かのようにエステに通うことを通して、ダイエットをしようとしていただけなのでしょう。

 

 

これは、どの人にも当てはまることだと思いますが、世の中の常識のような価値観に流されて、実は自分には必要のないことをやっていたり、頑張っていることがあるかもしれません。

世の中には、流行があったり、たくさんの情報がありますが、自分には必要のないものや、手にしなくても良いものもあるはずなので、流されないようにしたいですね。

もし、それを手にすることで自己利益につながることでも、自分とかけ離れたものであれば、いずれズレが大きくなり自分を見失うことになります。

流行に流されないでいることが、自分らしくいられる秘訣です。

本当に好きな物であれば、流行関係なく手にしましょう。

その方は、アロマでの深いリラックス体験によって、(深くなるのはアロマオイルの作用です。)仕事がスムーズにいく自分に出会ったのと、自分がやりたい仕事だったことにも思い出したのです。その方はアロマに出会ってから、表情も明るくなりとても元気で活き活きされてました。ストレスがなくなったことで、ご飯も美味しくなって少し体重が増えていましたが、全然いいそうでした。

いつも、そのお客様に指名制度が無い中でご指名をいただき、ハンド技術に絶賛していただきました。それがその後、自分のリラックスしていただくことが得意であることを、私が自分で認識できる経験となり自信に繋がっているので、ご縁に感謝しています。

エステサロン勤めの中で、たくさんのお客さまへエステティックやリラクゼーショントリートメントをさせていただき、その中でお客様の素の反応や感想をいただき、美容としての結果よりも、マッサージによって感謝されたという経験が私にとって印象的で、また私のプライベート時間でのアロマ体験(プロローグ1参照)と、カラーセラピーを学ぶ時間を通して「ハーブティーのリラックス時間」に出会ったことで、新しい自分(世界)に出会ったと感じられ、お客様のリラックス体験を自分も体験し、共感を通せたことで、自分のサロンはリラクゼーションで行くことに決めました。

私のマッサージで、嬉しい気持ちになる方がいる、またお礼まで行ってくれる方がいる(特になくてもいいのですが)という仕事にとても素晴らしさを感じました。(2002年の頃です。)

私自身のリラックス体験で何を感じたかと言うと、いつも仕事モードで頭をフル回転させていたので、頭を休息させたら、新しい「時間」を感じられたことが良かったことです。そして、楽しかった子供の頃の体験を、ふと突然、思い出すことが増えていきました。

リラックス体験をしてから、仕事帰り、駅から部屋まで歩いている時ふと空を見上げてみたら、今自分がいる場所をリアルに感じたり(ここでいいんだっけ?みたいな感覚)、休日にハーブティーを入れてのんびりしてみたら、子供の頃に体験した雨の匂いがして来たりしました。

​ふと、思い出すことには必ず意味があると思っています。>>プロローグ4へ

セラピーを通じて知ったメディテーションを行ったら、過去生を思い出したりと不思議な体験をしました。

それをきっかけに、自分が少しスピリチュアルを持っていることを発見することになりました。

どの人にもスピリチュアルはあるのですが、「自分の行く道」を教えられるスピリチュアル体験をリラックス体験からしました。

お客様の体験とも重なり、リラクゼーションってすごいのだと、それから17年経った今でも感じています。

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